”自分らしく働く”ためには自分の能力が発揮できる場所で働くこと

”自分らしく働く”とは自分の心が満たされて、周囲に貢献することができること。
それは自分の能力が発揮できる場所で働くことです。
けっして嫌なことはやらないとか、好きなことだけするということだけではありません。

何となく良しとされている一流といわれている会社で働くとか、正社員で働くという世間の常識に照らし合わせて、本心を欺いて働いている人多いのではないでしょうか?
生きる基準を自分の大切にしたいことを中心に考えると、そんな世間の常識はだれにも良いものであるはずないことわかりますよね。
人それぞれその人にあった仕事内容やワークスタイルは違うはずなんだから。

一年前に転職した会社の同僚が、先日帰省した時に会社に顔を出してくれました。
生き生きとした彼の顔を見た私は、幸せなんだなって実感したのです。
会社で働いている時はつらそうだったからとても嬉しかった。
そんな彼の話をご紹介しながら、”自分らしく働く”について考えてみたいと思います。

目次

自分の能力を発揮できないと自分らしく働くことができない

先ほど話した元同僚、A君と呼びますね。
社内の管理職の間ではA君の評価は低かったですね。
もともと好きな絵を描くという得意なことがあって、会社外で活動していた彼。
忙しくなると遅刻したり、有給をたくさん使うという過去がありました。

一度ついてしまった悪評価はなかなか挽回できるものではありません。
そのことと自分の能力を活かすとは一緒に考えてはいけないと思っています。

問題は仕事のミスがあると、「あいつだから仕方ないよな」というレッテルで見られてしまうこと。
同期の同僚が役職をもらっているのに自分は外される、ミスをするたびにどんどん評価が下がっていく、そうなると自分の自信がどんどん失われていきます。
元気がない、やる気を感じられない、私も傍目から見ていて、これだと組織につぶされてしまうのではないかと心配していました。
このような状態では心が満たされるとか、会社の仕事に貢献する、などとはかけ離れた状態ですよね。

退職して自分のやりたいことをやる決意を決めた

そんなA君が会社に辞職したいと伝えました。
得意な絵を描く道で転職先を探していて採用が決まったということでした。
その話をしてくれた時に私が感じたのは、自分の進むべき道で”やるぞ”という強い決意でした。
そして退職日まで業務を全うして、引っ越し、転職と進んでいきました。

生き生きとしていた

先日会社に顔を出してくれたA君の姿に、職場の人間は一瞬誰だ?と面食らっていました。
もともとオシャレな人ではあったけど、さらに自己表現がはっきりして外見が大きく変わっていた。

そしてそれだけではなく、現在の仕事や会社の話をしている表情もとても生き生きとしていたのです。

この変化は何なのか?

これが自分の心が満たされていて、自分の価値を社内でも認められている状態なんだろうなと思ったのです。

まとめ

”自分らしく働く”とは、好きなことだけする、嫌なことはやらないということではありません。

何が得意なのかをちゃんと知っていて、どんな環境でそれが活かせるのか自分自身で知っていること。
その上で世間の常識に合わせた価値観で自分は本当に幸せなのか?と心に問いかけること。
これで行こうと決まったら迷わず、振り返らず前を見て進むこと。
自分が生き生きと働いていればそれは周囲にも伝わって、評価や業績にもつながってくるはずだからです。

A君が来てくれた時に一人の上司が、仕事がなくなったらいつでも戻ってきていいからなと言ってました。
この人は優しさのつもりでそうおっしゃったのだと思いますが、私はわかってないなと感じてしまいました。
このことについてはまた別の記事で書きたいと思います。

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