仕事でミスをしてお客様の荷物を違う場所へ送ってしまった。
できると思った仕事が時間内に終わらず急遽同僚に手伝ってもらい残業になってしまった。
職場で私が最近やった失敗です。
失敗した・・・自分って本当にダメだな・・・と落ち込むことがありませんか?
落ち込むとそこで思考停止して行動がとまってしまいます。
そして迷惑をかけた上司、ミスに気が付き手を回してくれた別支店の方、手伝ってくれた同僚などに、謝って感謝の言葉を伝えたあとも、心の中で「すみません」を連呼してしまう。
心がちょっと卑屈になって次に進めなくなることがあります。
そんな私のように悪循環になってしまう人へ、ちょっと書いてみましたので読んでみてください。
まずは放置せずに自分のダメだなを認めよう
失敗したな・・・ダメだな・・・という気持ちを放置するということは、心がささくれだったまま生きていくことです。
がさがさした木の表面を想像してみてください。
触ると痛いのは分かってるけど忘れてまた触れてしまって怪我をしてしまう。
心も同じで、放置すると次に何か行動することが怖くなり悪循環を繰り返してしまいます。
ちょっと大げさですが落ち込むとそのことを考えて自分反省会ばかりしてしまい、他のことも手につかなくなってしまうこともあります。
こんな時は、落ち込んだことを無理に忘れようとしたりするのではなく、気持ちをひたすら吐き出すことです。
何をダメだと思ったのか書き出してみよう
では吐き出し方です。
ノートに気持ちをただただ書き出してみましょう。
誰かに見せるわけではないので遠慮なく書きます。
実はこの書き出しだけでスッキリしてくることもあります。
書くことで自分の気持ちを外に出すことができるから、そしてノートに書いたことを見てその抱えた気持ちを遠くから見つめる視点に立てるからです。
そして、ここからできるなら、書き出したできごとを事実と自分の気持ちとに分解してみるのです。
”できると思った仕事が時間内に終わらず急遽同僚に手伝ってもらい残業になってしまった”ことに対することを分解しています。
たとえば
同僚に残業させてしまった →
自分の要領の悪さに巻き込まれ怒っているのではないか?
時間内に終わらせることができなかった
→ 上司にこんなことも一人でできないのかと思われたのではないか?
→ もう少し早く終わると思っていて、仕事にかかる時間を見誤った。
→ 他の急ぎの仕事を先にやってしまった。この時点で同僚に助けを求めることができたのでは?
これは自分が感じたことを客観的に見てみること。
自分が、仕事のやり方のミスに落ち込んでいるのではなく、他人がどう思ったのだろうかと、わかりもしない相手の気持ちを勝手に想像して落ち込んでいることにも気がつきます。
自分のできる方法でどうすれば良いのか考える
では書きだしたことから、開き直るのではなく自分のできる方法を考えてみましょう。
同僚や上司がこう思っているのではないだろうか?というのは自分の思い込みである場合もある。
人の顔色をうかがっていても、真相は聞いてみないとわからないからです。
謝罪して、協力してくれたことに感謝したあとは、申し訳ない気持ちを引きずるのではなく、次に同じミスをしないようにすることが大切なのだと気がつけます。
自分では時間内に終わると思ったや、他の急ぎを優先して同僚に早く助けを求められなかったのは、自分のやり方のミスなのです。
できると少し甘い見積もりがあったこと。
人に頼ることができない自分を自覚すること。
まとめ
自分はダメだな、失敗したなを放置していては、思考停止、自己否定、同じミスを繰り返す、他人の顔色をうかがうと悪循環となってしまいます。
少し冷静に起こったことと気持ちを切り離して考えて、自分のできる方法でどうしたら良いのかを考えます。
こうやって失敗を自分の中で解決していくことが自信にもつながっていきます。
自分を知ってできないことを自覚する、そしてそこからどうしたら良いのかを考えることが次のミスにつながらないために大切なことです。